前回の続きです。
今回は「競馬・競輪・競艇」、「パチンコ・パチスロ」・「麻雀」について考えてみます。
ギャンブルその③ 競馬・競輪・競艇【実力5:確率5】
JRAのHPに決算資料が掲載されているので確認したところ、馬券の収入が2兆3460億円に対し、払戻金が1兆7561億円なので、約75%払い戻されています。30,000円の馬券を買うと22,500円戻ってくる計算です。今までのギャンブルに比べるとずいぶんいい値ですね。競馬についても実力は大いに発揮される要素があります。馬の調子を見る目や騎手の良し悪しなど判断材料はいくつもあります。逆に、実力のある人が勝ち分を多く取ることを考えると何も考えずに買ってしまうとほとんど勝てないということを意味します。競輪や競艇も基本的な仕組みは同じですので、選手を見る目が重要といえます。
ギャンブルその④ パチンコ・パチスロ【実力7:確率3】
パチンコやパチスロは運に左右されると思っている人も多いかもしれませんが、そうでもありません。今でこそパチスロは稼ぎにくくなっていますが、一昔前まではパチスロで勝つことは難しいことではありませんでした。機種の特性を理解していれば、少ない投資で大当たりする可能性が高い台を見つけることは意外に簡単にできましたし、店のイベントで高設定台が確認できることもありました。その時代の様にはいきませんが、機種の特徴など勉強をしていれば大勝ちはできなくても負ける回数を減らすことは可能です。パチンコも釘を見たり1000円当たりの回転数などから確率を上げることは可能です。1回1回で見ると勝ったり負けたりしますが、回数が増えるにつれて実力が出てくるのがパチンコ・パチスロの世界です。期待値という意味ではそれぞれの店によっても異なるので正確な値は出ませんが、投資額に対して80~90%は還元されていると言われています。パチスロであれば機種と設定別に“機械割”や“確率表”という値を各メーカーが公表していますので参考にしてみてください。
参考URL:(株)北電子GOGO JUGGLER
ギャンブルその⑤ 麻雀【実力9:確率1】
そもそも麻雀で賭けることは違法ですので、行ってはいけません。が、勝ち負けの要素について考えてみます。
麻雀は3~4人で行うゲームです。全員が同じ実力であれば、期待値は±0になります。このようなゲームのことをゼロサムゲームと言います。ところが麻雀を行うためには場代が必要です。1時間あたり数百円必要ですので、場代分は全員が均等に負けることになります。
そしてこの麻雀は全員が同じ実力ということはありません。自分の手牌(役を作るために目の前に並べる牌のこと。詳しくはこちらを参照ください)や場に捨てられた牌から相手の考えを読む技術に個人差があります。したがって、1回や2回だと運によって勝負が左右されることはありますが、回数が増えると実力が上の人が必ず勝つようになっています。麻雀にはプロもいますので、将棋や碁のような実力の世界と考えて間違いありません。
まとめ
ギャンブルと言えるのか微妙なものも含めて期待値について考えてきました。どれが最もお金が増えそうですか?どれもお金を増やし続けるためには人より優れた知識や技術も持つか、相当な強運が必要みたいですね。ギャンブルでお金を増やそうとは考えず、娯楽と捉えて楽しむのが一番ではないでしょうか。
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