7月1日に、国税庁より路線価の発表がありましたね。
以下、7/1付の日経新聞の記事の一部を引用します。
「国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2015年分の路線価(1月1日現在)を発表した。全国約32万9千地点の標準宅地は前年比で平均0.4%マイナスと7年連続で下落したが、下げ幅は前年より0.3ポイント縮小した。
東京、大阪、愛知の3都府県はそろって上昇。上昇は前年の8都府県から10都府県に増え、大都市を中心に回復傾向が鮮明になった。
今年1月の税制改正で相続税の非課税枠となる資産の基礎控除が縮小した。路線価が上昇した都市部では課税対象者の拡大が見込まれる。
三大都市圏の3都府県は、東京(2.1%上昇)と大阪(0.5%上昇)が2年連続で上昇した。愛知県は1.0%の上昇で3年連続となった。」
ふむふむ。全国的には下がったものの、都市部では上がったようですね。
全国で最も路線価が高かったのは、30年連続で東京・中央区銀座5丁目の「鳩居堂」前の銀座中央通りだそうです。その額なんと、1平方メートル当たり2696万円です。
それはさておき、ご自身の住んでいるところは確認されましたか?
こちらから平成21年~27年分まで見ることができます。
初めて見て、その価格の高さにびっくり!という方もおられるでしょうか。
ただしこの路線価、必ずこの価格で相続評価額になるわけではありません。
あまりに不当に(?)高いと思った場合は、不動産鑑定士さんに評価を依頼してみるのもいいかもしれません。お金はかかりますが。
ちなみに私の事務所がある蟹江町城3丁目は、昨年と同じ評価額でした。
ある不動産鑑定士さんによると、この土地は鑑定をするともっと高くなるとのことです。
それならば、路線価のままで評価された方が得ですね。
ご自身の財産評価、一度気にしてみてはいかがでしょうか?